お月見について~今年の十五夜はいつ?何をお供えすればいい?

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昔からの家庭行事であるお月見。
最近は簡素化されてしまったり、やらなかったりしているのではないでしょうか?

そもそも、十五夜はいつなのでしょうか?

そんなお月見のあれこれについて紹介します。

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お月見はいつ?

中秋の名月と言われる十五夜、毎年日にちが違うので今年はいつなんだろう?と毎年調べているのではないでしょうか?

なぜ毎年日にちが違うのだと思いますか?
それは十五夜が旧暦の8月15日の夜だからなんですね。
現代の太陽暦と、太陰暦の一種である旧暦とはまったく関係がありません。そのため毎年日にちがばらばらになってしまうのです。
実際のところ、秋分の日を中心に前後半月程度の間となっています。

平成26年(2014年)の十五夜は、9月8日です。

ところで、お月見はなぜ秋なのでしょうか?
諸説ありますが、中国の月見が日本へ伝わったことに由来している説が有力です。
月餅で有名な中国の月見の行事は、秋に行われます。
これが日本に渡ってきて、そのまま秋に月見をするようになっていったわけですね。

十五夜というと満月のイメージが強いと思いますが、実はそんなことがないのをご存じですか?
実際の満月の日と十五夜では1~2日程度の誤差はあるようです。

では、お月見は十五夜の日(旧暦8月15日)と、満月の日のどちらにやるべきでしょう?
やはり十五夜という呼び方があるくらいですから、行事として旧暦の8月15日にやりたいですね。


お供えや飾り付けはどうするの?

月見のお供えものと言えば月見団子ですが、いったい何個お供えすると思いますか?
その年の満月の回数(12個ないしは13個)という地域と、十五夜だから15個という地域があるようです。

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また一般的には丸いと思われている月見団子ですが、関西では里芋の形をした団子をお供えする地方もあるそうです。

月見団子の他に、里芋や御酒などをお供えします。里芋をお供えすることから中秋の名月を「芋名月」と呼ぶこともあるそうです。
また、お月見には欠かせない飾り付けのススキは、穂を垂れている稲穂の代わりに飾ると言われています。

ところで、お供えした食物は食べていいのか疑問ではありませんか?
これは、しっかり食べて下さい。お供えしたものを食することで神様との結びつきが強くなると言われています。残さないように頂きましょう。
また飾ったススキもすぐに捨てないでください。軒先に吊るしておくと病気をしないと言われています。


十五夜だけでないお月見

十三夜の月見はご存じですか?

お月見と言えば十五夜がだと思われている方も多いのではないかと思いますが、日本では古くから十五夜とともに十三夜にもお月見をしてきました。
十三夜とは、旧暦の9月13日にあたる日になります。

日本のお月見の由来となったと言われている中秋の名月のお月見は中国でも行われていますが、十三夜のお月見は日本独自のものです。

平成26年(2014年)の十三夜は、11月5日となります。

十三夜では、里芋の代わりに枝豆や栗をお供えします。このため「豆名月」「栗名月」とも呼ばれます。
収穫のメインが里芋から枝豆や栗に移っていくためなんですね。

せっかくの日本独自の行事ですので、十五夜と共にお月見を愉しみたいですね。


まとめ

日本の古くからある行事の一つであるお月見。
平安の時代は貴族たちの楽しみだったようですが、江戸時代には一般に広く広まっており、月見団子を食べていたそうです。

せっかくの行事ですから、地元の風習にそってお月見の準備をされてみてはいかがでしょうか?

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