※2019年3月13日 Flowering 2019について更新
『国営ひたち海浜公園』は1年を通して多くの花を見ることができます。
その中でも3.5haもある広大な「みはらしの丘」一面に広がる約450万本ものネモフィラは国営ひたち海浜公園の代表的な花の一つです。
ゴールデンウィークの前後に渡って見ごろを迎えるネモフィラを見に、毎年多くの観光客が訪れます。
ここでは、国営ひたち海浜公園のネモフィラの見ごろの時期や、アクセスについて紹介します。
【目次】
国営ひたち海浜公園のネモフィラ 見頃の時期は?
「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」のひとつと言われる、国営ひたち海浜公園の「みはらしの丘」を青一色に染めるネモフィラですが、4月の下旬から見ごろを迎えます。
見ごろのピークはその年の気候や気温にもよりますが、例年ですとゴールデンウィークに入る頃が多いですね。
2019年のネモフィラの開花はどうでしょう?
まだ開花前です。
開花する頃になったら随時更新します。
ひたち海浜公園では、このネモフィラの見ごろの時期にあわせて『ネモフィラハーモニー』が開催されます。
2019年の『ネモフィラハーモニー』開催期間は、まだ具体的な日程は発表されていませんが4月下旬から5月中旬となっています。ネモフィラハーモニー開催期間中は毎日開園しています。
3月13日現在、2019年4月以降の開園カレンダーが公開されていないので、具体的な日程はわかりませんが、ゴールデンウィークは早朝開演となるでしょう。
450万本ものネモフィラが植えられ、360°ネモフィラのパノラマが楽しめるみはらしの丘は、ひたち海浜公園のなかでも最も高い位置にあり、太平洋までも見ることができます。
特に晴天の日ならば、ネモフィラの青さと空の青さ、それに太平洋の海の青さが融合されたとても美しく幻想的なパノラマを体験することができます。
特に4月28日(土)から5月6日(日)の期間は、朝7時30分の早朝開園となります。普段は見ることができない朝露に濡れたネモフィラも楽しむことができますよ。
ひたち海浜公園で植えられているネモフィラは「インシグニスブルー」という品種で、ひとつひとつは可憐な花なのですが、450万本もあると圧巻の一言です。
春の国営ひたち海浜公園にはチューリップ、菜の花やポピーも
国営ひたち海浜公園の広大な敷地の中にはネモフィラ以外にも春の花々が植えられています。ネモフィラと開花時期が近いのは以下の花です。
- スイセン(スイセンガーデン)…3月下旬~4月中旬 (3/24~4/6 スイセンファンタジー開催)
- チューリップ(たまごの森フラワーガーデン)…4月中旬~4月下旬 (4/7~4/20 チューリップWorld開催)
- 菜の花(みはらしの里)…4月中旬~5月中旬
- ポピー(大草原フラワーガーデン)…5月中旬~6月上旬
- ハナモモ(スイセンガーデン)…4月中旬~4月下旬
…などなど
ネモフィラ→見頃です
チューリップ→見頃です
スイセン→遅咲きの種類がギリギリ見頃
菜の花→見頃、は少し過ぎたかも…
チューリップはネモフィラのついでに見る程度のつもりで行ったのですが、なかなか見ごたえがありました。約240品種、約25万本もあるのですから当然ですね。小さいブロックに分かれて色々な品種や色が植えられているので、ブロック一つひとつを見て回ると結構時間もかかります。だからといって見ないのはもったいないくらい見事だったので全部しっかり見て回りました。
ネモフィラの咲く「みはらしの丘」の行き方
ネモフィラが咲いている「みはらしの丘」へ行くなら、『西口・翼のゲート』から入園するのが一番近いです。『西口・翼のゲート』から800mほど歩くと「みはらしの丘」へ到着です。大人の足なら歩いて10分程度の距離ですね。
車で行く場合は「西駐車場」を目指しましょう。
『西口・翼のゲート』から「みはらしの丘」へ行く途中には、チューリップが咲く「たまごの森フラワーガーデン」や菜の花が咲いている「みはらしの里」があります。
また、ポピーの咲く「大草原フラワーガーデン」までは「みはらしの丘」から900m、徒歩11分程度の距離です。
ただ、チューリップやポピーが咲く時期は、ネモフィラと微妙にずれてるので、全部一度に見るのは難しいかもしれません。でも、チューリップならネモフィラの見ごろの前半、ポピーなら後半に行くと一緒に楽しめそうですね。
「西口・翼のゲート」から「みはらしの丘」までの移動は、徒歩ではなく、シーサイドトレインに乗って移動することもできます。ネモフィラの開花期間は、「西口・翼のゲート」から「みはらしの丘」へ直行便も臨時で運行されます。歩くのが厳しい方は、この直行便のシーサイドトレインを利用するといいと思います。
国営ひたち海浜公園の入場料は?アクセスは?
リーズナブルな入園料
国営ということもあって入園料はとてもリーズナブルです。
- 大人(15歳以上)400円
- シニア(65歳以上)200円
- 小中学生80円
ネモフィラハーモニー最終日2018年5月13日(日)は入場料無料となります。
東京・宇都宮方面からの車でのアクセス
常磐自動車道から「友部JCT」で北関東自動車道(水戸方面)に入ります。北関東自動車道を終点まで行き、そのまま常陸那珂有料道路へ入ります。
常陸那珂有料道路「ひたち海浜公園IC」の出口を出た交差点を左折して、西駐車場を目指します。
「ひたち海浜公園IC」出口交差点を左折してから西駐車場までの間に、「海浜公園翼のゲート」交差点があるのですが、ここは路線バス用のロータリーとなり一般車は進入できませんので注意して下さい。
■ひたち海浜公園ICが混雑している場合の迂回ルート
もし常陸那珂有料道路の「ひたち海浜公園IC」出口が渋滞している場合は、「ひたち海浜公園IC」で降りず次の「常陸那珂港IC」で降りる迂回ルート【ア】、または一つ手前の「ひたちなかIC」を降りる迂回ルート【イ】、があります。
(「ひたち海浜公園IC」から「常陸那珂港IC」までの区間は無料です)。
【ア】「常陸那珂港IC」から迂回するルート
「常陸那珂港IC」の出口では『北埠頭』方面(地図のA地点)に直進して、最初の交差点を左折します。
L字の右カーブを曲がって進むと、直進・左折の三叉路がありますので、ここを公園に沿って左折します。
T字路にでたら左折して進むと西駐車場入り口(地図のB地点)に出ます。
私が行った時も「ひたち海浜公園IC」の出口が渋滞していたので、【ア】の「常陸那珂港IC」まで行く迂回ルートを使うことにしました。しかし「常陸那珂港IC」の出口を出た後に左折しなければいけないのを、出口で左に分岐するのと勘違いしてしまい、左の分岐へ入ってしまいました。そうすると、目的の方向(ひたち海浜公園の北側へ向かいたい)と逆向きになってしまい、ひたち海浜公園の南側から回り込むことになってしまいました。で、結局わざわざ遠回りして、「ひたち海浜公園IC」の前に戻るという大失敗をしてしまいました。
【イ】「ひたちなかIC」を降りる迂回ルート
「ひたちなかIC」の出口(地図のB地点)を左折し、国道245号線を北上します。
右手にビッグモータ・ツタヤの前を通過した次の交差点を右折すると、そのまま直進すれば西駐車場(地図のA地点)に着きます。
東京・宇都宮方面からゴールデンウィークにひたち海浜公園へ行く場合
上でも紹介した通り、4月28日(土)~5月6日(日)は早朝開園が実施されますが、早朝開園の時間帯【朝6時から9時】までは西駐車場への右折で入庫できません。つまり「ひたち海浜公園IC」で降りて西駐車場へ向かうルートが使えません。
「ひたち海浜公園IC」で降りず、その次の「常陸那珂港IC」から北ふ頭へ向かうルート(上で説明した迂回ルート【ア】)を使って西駐車場へ向かってください。
ゴールデンウィークのひたち海浜公園は半端なく混みます。早朝開園も入園の混雑を分散するために実施されますが、それでも日中はたいへんな渋滞が発生します。
ネモフィラが見頃になると平日でさえ「ひたち海浜公園IC」の出口が渋滞するくらいですから、ゴールデンウィークになると「ひたち海浜公園IC」の遥か手前から渋滞が始まるくらいです。
こうなると「ひたち海浜公園IC」にすらたどり着けないので、上で説明した迂回ルート【ア】は使えません。それどころか「ひたち海浜公園IC」の手前の「ひたちなかIC」にたどり着く前に渋滞してしまうかもしれません。そうなると迂回ルート【イ】も迂回ルートとしての意味が半減です。
そこで第三の迂回ルートとしては、常磐自動車道の友部JCTを直進して、常磐自動車道「日立南太田IC」あるいはETCが使えるなら「東海スマートIC」に迂回するルートもあります。常磐自動車道を降りた後の経路は下の「いわき・仙台方面からのアクセス」に書いてある通りです。
とはいえ正直なところ、常陸那珂有料道路が渋滞になるくらいの混雑なら、こちらのルートも常磐自動車道を降りた後の下道は渋滞してノロノロなので、どちらが早く着くかは運です。でも状況次第では常陸那珂有料道路よりも常磐自動車道からの方が早く到着できる可能性も高いのです。
特に常陸那珂有料道路に入るのが10時を過ぎるようであれば、既に常陸那珂有料道路の渋滞は始まっていますから、そのまま常磐自動車道をまっすぐ行く方に賭けてみる価値は十分にあります。
いわき・仙台方面からの車でのアクセス
常磐自動車道で東京方面へ向かい、「日立南太田IC」で降ります。
日立南太田IC→国道6号線→県道31号線→国営ひたち海浜公園
またETCがある場合、「日立南太田IC」の一つ先の「東海スマートIC」からの方が少し近くなります。
東海スマートIC→県道62号線→国道6号線→県道31号線→国営ひたち海浜公園
県道31号線から国営ひたち海浜公園の外周道路に着いたら、右折すれば西駐車場に向かいます。
「日立南太田IC」から国営ひたち海浜公園まで約15km、「東海スマートIC」から約13㎞となります。
駐車場の入場待ち渋滞について
私が行った日は、ネモフィラの見頃ピークでしたので、たいへん混雑していました。私が「ひたち海浜公園IC」付近に着いたのは10時前でしたが、もうすでに出口渋滞が始まっていました。
そこで、1つ先の「常陸那珂港IC」から迂回することにしたのですが、大失敗をしてしまったのは上記の通りで、ひたち海浜公園の南側を回って「ひたち海浜公園IC」の出口前に戻ってきて、ここから駐車場までの道も当然渋滞していました。
結局、駐車場に入れたのは11時ごろで、1時間くらい渋滞していたことになります。「駐車場が満車で空き待ち」ではなく、駐車場に入るのに時間がかかる感じでした。特に「ひたち海浜公園IC」から西駐車場に向かった場合、駐車場入り口の信号で右折して駐車場に入ることになるのですが、直進車もそこそこいて右折待ちの時間も結構もありました。というか、渋滞の半分くらいは、ここの信号待ちと右折待ちのせいじゃないかとも思えます。
こちらが駐車場入り口交差点で右折待ちしている間も、「常陸那珂港IC」からの迂回路方向から来た車は左折でどんどん駐車場に入っていきます。迂回路もそれなりに渋滞はしていたようですが、渋滞しつつも車の流れは良かったのだろうと思います。
ひたち海浜公園駐車場の混雑状況
ひたち海浜公園駐車場の混雑状況や周辺道路の混雑はこちらで案内されています。
または、ツイッターで国営ひたち海浜公園の駐車場アカウント(@HitachiKaihin_P)をフォローしてください。駐車場の混雑状況がツイートされます。
電車でのアクセス
JR常磐線「勝田駅」で下車します。
- 東京方面からなら、品川駅から勝田駅まで特急で約85分です。
- 福島方面からなら、いわき駅より勝田駅まで特急で約60分です。
勝田駅から国営ひたち海浜公園までは、「茨城交通バス」または「ひたちなか海浜鉄道湊線+スマイルあおぞらバス」、あるいはタクシーを利用します。
■茨城交通バスを使う場合
勝田駅の東口から茨城交通バス(2番乗り場)でひたち海浜公園へ(「海浜公園西口」下車)。所要時間は約17分〜23分です。
勝田駅からひたち海浜公園へ向かうバスの本数は、午前中は1時間に3本、午後は2本程度です。
■ひたちなか海浜鉄道湊線+スマイルあおぞらバスを使う場合
勝田駅から「ひたちなか海浜鉄道湊線」に乗り換え「阿字ヶ浦駅」まで乗車(約30分)。「阿字ヶ浦駅」から「スマイルあおぞらバス」にて海浜公園西口下車(約10分)。
ひたちなか海浜鉄道湊線は1時間に1~2本程度、スマイルあおぞらバスも本数が非常に少ないので、勝田駅からは茨城交通バスを利用した方が早く着きます。
高速バスでのアクセス
茨城交通の高速バスを利用します。
以下の区間で高速バスがあります。
- 東京⇒海浜公園入口
- 宇都宮⇒海浜公園西口
- 仙台駅⇒勝田駅
バスツアーなら
ひたち海浜公園のネモフィラをバスツアーで観に行くなら、クラブツーリズムがおススメです。
さいごに
ひたち海浜公園はネモフィラだけでなく、1年と通して様々な花を楽しむことができますし、またアトラクションやバーベキューなど色々な楽しみ方がある公園です。また音楽フェスも開催されたりもします。
でも、やはりネモフィラはひたち海浜公園の中でも人気のトップを争うほどの見ごたえです。