松山から四国カルストへの行き方 道路は狭い?東津野城川林道は?

愛媛県と高知県の県境にまたがる四国カルストは、日本三大カルストの一つ。
カルスト台地のなかでは最も標高が高く、いたる場所で絶景を楽しむことができます。

ただ難点は、標高が高い分山道が多いという点ですね。
四国カルストへアクセスする山道はみな狭く、カーブの連続で山道に慣れていないと運転が大変です。
特に愛媛県側からのアプローチの方が大変なようです。

ここでは、松山から四国カルストへ向かう少しでも走りやすいルートについて紹介します。

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松山から四国カルストへの行き方

四国カルストの主な入り口として、東側の天狗高原と西側の大野ヶ原、真ん中の地芳峠の3つの入口があります。

そして松山からこれら四国カルストの入り口に向かうのには、以下の3つのアプローチがあります。

  • 四国カルストの北側から最短距離でのアプローチ
  • 西から高知県側に回り込んで、四国カルストの南側からアプローチ
  • 四国カルストの南側まで回り込まず、西側からのアプローチ

山道に慣れていて「狭い山道でも構わないから近い方がいい」、という方なら松山から四国カルストの北側へ直接アプローチするのがいいでしょう。

ですが「できれば狭い山道は通りたくない」、「少しでも走りやすい道路を使いたい」、という方ならば高知県側に回り込んで南側からのアプローチをお勧めします。

高知県側から四国カルストに向かう道も、もちろん山道なのですが、比較的広く整備されている道路が多いので、北側から向かうより断然走りやすいのです。そしてこの中でも、1番走りやすい道路は『東津野城川林道(東線)』です。

ただし、松山からわざわざ四国カルストの南側に回り込むわけですから、どうしても距離は長くなってしまいます。

ちなみに、松山からのルートとしては四国カルストの西側からのアプローチもありますが、遠回りな上に狭い山道を長々と走らなければいけないので、まったくお勧めできません。

松山から四国カルストへの代表的なルートの道路状況

松山から四国カルストヘ向かういくつかの代表的なルートについて、もう少し詳しく道路状況を説明します。ルート選びの参考にしてください。

松山から四国カルストの北側にアプローチするルート

松山から四国カルストの北側にアプローチする場合、国道33号線→国道440号線を使って四国カルストに向かいます。国道33号線や国道440号線は、2車線の道路ですから問題なく快走できます。

【大野ヶ原から四国カルストに入る】

一般的には松山から四国カルストに行く場合、北側からのアプローチで大野ヶ原に行くのが王道ルートです。

国道440号線から県道36号線に入ります。国道440号線から県道36号線に入る交差点には信号はありませんが、国道440号線が直進(梼原方面)と右(四国カルスト方面)に分岐する標識があります。右に行く国道440号線は旧国道440号線で、しばらくは県道36号線と一緒になっています。

この県道36号線をずっと道なりに進んでいくと、約13kmで大野ヶ原に着きます。

また県道36号線に入って1.5km程度走ったところで旧国道440号線と県道36号線が分岐します。この交差点には「旧国道440号線が四国カルスト方面」という標識がありますが、大野ヶ原に向かうなら県道36号線を直進します。

この交差点を左折して旧国道440号線に入ると、四国カルストの地芳峠に向かうことになります。

大野ヶ原へ向かう県道36号線も、地芳峠に向かう旧国道440号線も、ほとんどの区間が1車線で狭く、カーブも多くなります。その上道路の舗装状態が悪いところも多く走りにくいので、十数kmの運転でもしんどく感じるかもしれません。
【天狗高原から四国カルストに入る】

天狗高原にアプローチするには、大野ヶ原から四国カルストに入って「四国カルスト縦断線(県道383号線)」で向かうのが基本です。

ですが大野ヶ原からではなく、天狗高原から四国カルストに入るのであれば、国道440号線で県道36号線に入る手前で県道303号線へ入ります。

国道440号線から県道303号線に入る交差点も信号はありませんが、『直進が「四国カルスト」、左の県道303号線が「猪伏」』と書かれている標識があります。直進が四国カルストとなっていますが、左折して県道303号線に入ります。

左折したあとは県道303号線を道なりに進んでいけば、約15km程度で天狗高原に着きます。

県道303号線を走る距離はそれほど長くないのですが、前半は1車線ですれ違いもできないような狭い部分が多くあります。後半になれば2車線になっているので走りやすくはなりますが、山道のカーブの区間が長くなります。このため距離の割に時間はかかります。

またナビによっては、県道303号線を左折せず国道440号線をずっと直進して地芳トンネルを抜け、いったん四国カルストの南側に出て県道304号線→東津野城川林道(東線)で天狗高原へ向かうルートが案内されるかもしれません。

こちらのルートの方が距離は10km程度長くなり、県道304号線の区間はやはり1車線で狭い部分も多いです。

松山から高知県側に回り込み四国カルストの南側からアプローチするルート

松山から高知県側に回り込んで四国カルストの南側からアプローチする場合は、国道197号線から四国カルストにアクセスする道路に入ります。

松山から国道197号線に出るには、松山自動車道を使い「内子五十崎IC」で降りて、県道56号線→県道32号線→国道197号線という経路などを使います。

【大野ヶ原から四国カルストに入る】

国道197号線から大野ヶ原へ向かうには、東津野城川林道(西線)を使います。東津野城川林道(西線)から県道379号線に合流し、その後県道36号線に入って大野ヶ原です。

東津野城川林道(西線)と県道379号線は、ほぼ全区間で2車線なのでカーブはあるものの走りやすいです。県道36号線に入ってから大野ヶ原に着く手前までの数kmは1車線になってしまいますが、狭いところはわずかです。ですのでこのルートは全体的に快適に走れます。

高知県側に回り込むルートの中では、この東津野城川林道(西線)からのルートが最も手前の入り口となります。

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【地芳峠から四国カルストに入る】

国道197号線から国道440号線に入り、地芳トンネルの手前で旧国道440号線に入り地芳峠に向かいます。地芳トンネルに入る前までは2車線で快適に走れますが、旧国道440号線に入ると狭い山道の道路になり、少々大変です。

【天狗高原から四国カルストに入る】

国道197号線から天狗高原に向かうルートには、東津野城川林道(東線)からのルートと国道439号線からのルートがあります。

東津野城川林道(東線)からのルートは、ほぼ全区間2車線で、東津野城川林道(西線)と同様カーブはありますが快適に走れます。このルートは天狗高原の手前3kmのところで県道48号線と合流し、県道48号線の一部で1車線になる箇所もありますが、ほとんどストレスになりません。

一方国道439号線からのルートは、東津野城川林道(東線)の入り口から更に国道197号線を先に進んで国道439号線に入り、県道48号線で天狗高原に向かいます。

国道439号線は「酷道」としても有名ですが、国道197号線から四国カルストに向かう区間は2車線で問題ありません。ただし県道48号線は天狗高原の手前3kmくらいまではずっと狭い1車線で、しかも厳しいカーブが続くので、この区間はしんどいです。

東津野城川林道(東線)と国道439号線とでは、東津野城川林道(東線)の方が入り口が手前ですし、全体の走りやすさも断然上です。

松山から高知県側に回り込む途中で四国カルストの西側からアプローチするルート

松山から高知県側に回り込む途中で、松山自動車道の「内子五十崎IC」で降りたあと、南側まで行かず四国カルストの西側からアプローチするルートもあります。

県道32号線から国道197号線に入らず、そのまま四国カルストに向かいます。

ただしこのルートは全くおすすめできません。狭くカーブも多い県道32号線を延々と走らないといけないので、かなり疲労します。

東津野城川林道について

上で説明した通り、東津野城川林道には東線と西線の2つがあります。東線も西線も林道ですのでカーブもそれなりにありますが、ほぼ全区間全線2車線で四国カルストへアクセスする道路の中では格段に走りやすい道路です。1車線の狭い山道を極力避けたいのであれば、遠回りでも東津野城川林道を使うことをお勧めします。

一般的には、東津野城川林道の東線が四国カルストへのルートとして知られていますが、西線も十分走りやすい道です。特に松山からであれば西線の方が手前にありますから、四国カルストまでの距離が短く済みます。

また行きは東津野城川林道(東線)から天狗高原に入り、「四国カルスト縦断線(県道383号線)」で四国カルストをドライブした後、大野ヶ原から東津野城川林道(西線)で帰る周回ルートにする手もあります。

1つ気をつけて欲しい点としては、東津野城川林道は東線も西線も地図や標識では「東津野城川林道」と書かれておらず『公団幹線林道』と表記されることが多いです。『公団幹線林道』と書かれていたら東津野城川林道のことだと思ってください。

国道197号線から東津野城川林道【東線】への入り口

国道197号線から東津野城川林道【東線】へ入る交差点には信号がありませんが、左方向「天狗高原」への標識がありますので、見つけるのは難しくありません(以下の地図のA地点)。なおこの標識でも、「東津野城川林道」のことを「公団幹線林道」と書かれていますので注意して下さい。

東津野城川林道(東線)の入り口から天狗高原まで約20kmちょっとです。

国道197号線から東津野城川林道【西線】への入り口

国道197号線から東津野城川林道【西線】へ入る交差点にも信号がありません(以下の地図のA地点)。「登坂車線終わり」の標識とほぼ同じ場所に『左方向「公団幹線林道」』の標識があります。

東津野城川林道【西線】は、「緑資源幹線林道 日吉・松野線」から分岐するので、国道197号線からの入り口にある標識には「日吉・松野線」と書かれています。ですから「日吉・松野線」となっていても「間違えた!」と思わないでくださいね。

四国カルストの観光ルート

四国カルストの代表的な観光ルートと言えば、姫鶴平から天狗高原までのルートですね。

ざっと挙げても、

  • 絶好のドライブルート
  • 天狗高原のハイキングロードや森林セラピー・セラピーロードでハイキング
  • 姫鶴平の「姫鶴荘」で濃厚なソフトクリーム
  • 大草原の牧場で放牧されている牛たちとお近づき
  • 標高1,456mの「五段城」で眼下に広がる絶景を楽しむ

こんな楽しみがありますし、また石灰岩を見ながらのドライブもカルスト台地ならではの楽しみがあります。

四国カルスト縦断線(県道383号線)を石灰岩の多い天狗高原から姫鶴平→地芳峠を超えて大野ヶ原へ向かう向きで走ると、石灰岩の数がだんだん少なくなっていく様子が面白いと言われています。

県道383号線は大半が快走できますが、道幅が狭いとろこもありますので、対向車とすれ違う際は注意して下さい。

さいごに

四国カルストのなだらかな山肌には夏は緑の草原、秋はススキが一面に広がり、また乳牛の放牧地帯としてたくさんの牛が放牧されています。放牧されている牛たちは、カルストの風景をより牧歌的にしてくれます。

また冬は天狗高原でスキーをすることもできるんです。
ただ冬の期間は、四国カルスト横断ルート(県道383号線)の多くの場所が通行止めになりますから、お気を付けください。

また、四国カルスト内や四国カルストに向かう山道にはガソリンスタンドがありません。山道に入る前にガソリンは十分入れましょう。また周辺のガソリンスタンドも土日はお休みのところがありますから気をつけてくださいね。

【ご注意】
現在(2018年1月)、四国カルスト横断ルート(県道383号線)で、道路損壊のため通行規制が行われている箇所がいくつかあります。四国カルストへ行かれる際は、規制に従って注意して通行してくださいね。
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