長崎くんちを存分に見るには~スケジュールは?場所は?

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毎年、10月7日から9日にかけて行われる「長崎くんち」。
国の重要無形民俗文化財に指定されている、日本三大くんちの一つです。

2014年は火曜日~木曜日にかけてのすべて平日の開催ですね。

毎年多くの観客が訪れる長崎くんちですが、
実は初めて…という方もいるのではないでしょうか?

長崎くんちは、長崎の氏神様である「諏訪神社」の秋の祭礼です。

諏訪神社の氏子となる長崎市内の各町が
「演し物(だしもの)」と呼ばれる様々な演目を奉納するお祭りです。
長崎市の59の町は7つの組に分けられていて、毎年順番に奉納していきます。

「演し物」は諏訪神社で奉納をしたあと、長崎市内の各踊り場でも奉納を行います。

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どこで見る?各踊町の演し物

各踊町の演し物を見るには、2つの方法があります。

本場所

2014年の演し物は、諏訪神社の他に

  • 大波止めに設けられた「お旅所(おたびしょ)」
  • 八坂神社
  • 長崎市公会堂前広場

で奉納されます。
これら踊り場は本場所とよばれ、さじき席が有料で設けられて
各町の演し物をじっくり見ることができます。

庭先回り

踊り町は本場所の奉納を済ませた後、市内の各所(事業所や官公庁や各家など)へ
演し物を呈上しに回ります。
短い踊りやお囃子を玄関先(店先、門前等)で演じてくれます。

9月の下旬には、庭先回りの順番が決まり、
庭先回りマップ(スケジュール)」が配布されます。

これを見ながら、庭先回りを追いかけるのも一興です。


2014年の踊り町と演し物

2014年の長崎くんちで演し物を奉納する踊り町と演し物は以下の通りです。

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興善町

傘鉾・本踊〔石橋〕(ほんおどり しゃっきょう)

八幡町

傘鉾・山伏道中(やまぶしどうちゅう)・剣舞(けんぶ)・弓矢八幡祝い船(ゆみやはちまんいわいぶね)

万才町

傘鉾・本踊(ほんおどり)

銀屋町

傘鉾・鯱太鼓(しゃちだいこ)

五嶋町

傘鉾・龍踊(じゃおどり)

麹屋町

傘鉾・川船(かわふね)

西濵町

傘鉾・龍船(じゃぶね)

 
長崎くんちの演し物は、他の日本のお祭りとは一線を画した
ポルトガルやオランダ、中国などの文化の影響を強く受けている
ダイナミックで独自な演し物になっています。

筆者の独断と偏見による今年の見どころは、
銀屋町の鯱太鼓ではないでしょうか?


演し物を全てみるには…

各踊町の演し物は、7年で全ての町を一巡するので、全てを見るには7年かけないといけません。

特に、今年は出番がありませんが、

樺島町の「コッコデショ」
籠町の「龍踊」
万屋町の「鯨の潮吹き」

は、長崎くんちの3大演し物と呼ばれているもので見逃せません。

この中でも、樺島町の「コッコデショ」と万屋町の「鯨の潮吹き」は、
他に演じる町がないので7年に1度しかみれない演し物になっています。


まとめ

日本のお祭りとしては異色のとも言える奉納踊を、
7年かけて奉納すると言える雄大な長崎くんち。

是非、一度は見に行ってみたいお祭りの一つですね。

 
【追記】
平成26年長崎くんち 踊町順番及び予定時刻表

※公会堂前広場の8:00開始分は招待のみとなります。

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