川越祭りは、関東三大祭に数えられる埼玉県内で最大規模を誇るのお祭りです。
とにかく訪れる人も出店も多くて、初めて行く方はびっくりされるかもしれません。
国指定の重要無形民俗文化財にもなっている川越祭りのみどころは
各町のそれぞれに趣向をこらした絢爛豪華な山車とお囃子です。
山車とお囃子を昼も夜も堪能するための情報を紹介します。
【目次】
川越祭りの開催日は?川越にはどうやって行く?
川越祭りは、10月の第3土日に行われます。
2015年は10月の17日(土)と18日(日)ですね。
川越祭りの開催エリアへ行くには、西武新宿線の本川越駅か、
東武東上線/JR川越線の川越駅、東武東上線の川越市駅で下車します。
もっとも開催エリアに近いのは西武新宿線の本川越駅ですが、その分混みます。
主なアクセスは、
- 新宿からなら西武新宿線で本川越駅下車、またはJR埼京線で川越駅下車
- 池袋からなら東武東上線で川越駅下車
- 大宮からはJR川越線で川越駅下車
となります。
最大のみどころはやっぱり「ひっかわせ」
昼の祭り
昼の祭りは、山車をそのものを観る祭りです。
特に、仲町交差点から札の辻交差点までの間で山車を観て下さい。
川越の山車は背が高く、地上に電線があるエリアでは電線に架かってしまうので、
山車の上部にある人形を格納して曳行されます。
ですが、仲町交差点から札の辻交差点までは、電線が地中にあるので、地上に電線ありません。
この通りでは、人形をせり出した状態で曳けるので、山車の迫力が違うんです。
しかも、蔵造りの街並みをバックに山車を観ることができる絶景スポットと言えます。
夜の祭りの前に腹ごしらえ
とてもたくさん出ている屋台の食べ歩きも楽しみの一つです。
昼の祭りの最中だとなかなか慌ただしいので、
昼の祭りを堪能した後、夜の祭りが始まる前の4時から6時半の間にのんびりとされてはいかがでしょう。
夜の祭りは「ひっかわせ」
山車が他の山車とすれ違う際は、一旦山車を止め、山車の正面を相手に向けてからお囃子の礼儀打ちをすることになっています。
でも夜の祭りは単なる礼儀打ちではなく、お囃子の競い合いになります。
これが「ひっかわせ」です。
お囃子の打ち合いに合わせて、ひっとこ、おかめ、白狐や獅子が山車の中を所狭しと踊り狂います。
時には交差点に3台、4台とにらみあっての「ひっかわせ」は、興奮の坩堝と化します。
川越祭り最大の見どころがこの「ひっかわせ」です。
ひとしきりお囃子を終えると、山車はまた動きだして次の山車に出会ったらまた「ひっかわせ」と
夜の9時まで続けられます。
注意するのは山車よりも人の動き
お祭りのエリアの中は車道も歩行者に開放されていまが、
それでも身動きが取りにくくなるほどの混雑になります。
そこへ山車が来ると、車道を空けるため車道にいた観客は歩道へ一斉に移動することになります。
つまり、ただでさえ人が密集しているのに、その人たちが一気に歩道に集まることになるので、注意しないと押されて倒れてしまうようなことになりかねません。
特に夜の「ひっかわせ」では、山車が止まっている間に山車のまわりに集まった観衆が、動きだしと同時に一斉に移動することになります。これに巻き込まれないように、人の流れには気を配っておくことが必要です。
「ひっかわせ」に夢中になりすぎてしまうと危険です。
また夜なのでまわりも暗いですから、より注意が必要です。
多くの人が訪れる川越祭りですが、迫力ある山車や「ひっかわせ」を観ればその観客の多さも納得です。
エリアが広く、歩き疲れるくらい歩くことになりますが、それだけの価値があるお祭りなので、
是非堪能して下さい。
今年の参加する町と山車の一覧および交通規制マップが公開されています。