節分の由来や意味をご存じですか?
なんとなく子供の頃からやってきたから、あんまり考えず豆まきをしていたり…。
実は筆者がそうでした。
そこで、節分の由来や意味を調べてみました。
節分とは季節の分かれ目
「節分」の意味そのものは「季節を分ける」ことです。
ここでいう季節とは二十四節気でいう「立春」「立夏」「立秋」「立冬」から始まる季節で、「節分」はその前日にあたります。
と言うと、「節分」は年に4回あるように見えますが、実はその通りなんです。
元々の節分は年に4回あるものなのです。
ではなぜ立春の前にある節分だけ、行事となっているのでしょう?
節分を分かりやすく言うと昔の大晦日
昔の暦では、立春から始まる「春」を新年としていました。
つまり立春が「元旦」にあたります。
そうすると、立春の前の節分は「大晦日」にあたるわけです。
※1月1日の元日と、ここでいう元旦は必ずしも同一の日とは限らないようです。
このため、立春の前の節分が1年のしめくくりとして重要な節分になり、行事としての節分が行われるようになりました。
この節分には、新年に福を呼ぶために悪いことを起こす邪気を払う行事が行われました。
豆まきもその一つです。
豆まきの簡単な決めごと
節分には欠かせない豆まき。
豆には「邪気を払う霊力」が宿っていると考えられていることから、蒔かれるようになったとか。
では、なぜ炒った豆なのでしょう?
豆に「魔目」という字をあてて、「鬼の目」と考えたそうです。
この鬼の目を炒ることで鬼退治になるわけです。
この考えの延長で、蒔いた豆から芽が出てしまうのは縁起が悪いとされています。
ですので大豆から用意する場合は、しっかりと炒ってから蒔きましょう。
※市販されている豆まき用の豆は炒った状態で売っているので大丈夫です。
また豆を蒔くときには、豊作を祈願するために、畑に種を蒔くしぐさをするのが正しい蒔き方です。
ですので手のひらを上に向けて蒔きましょう。
野球のように上から投げるのはNGです。
まとめ
なんとなくやっていた節分も由来や理由を調べてみると奥が深いです。
さすが1,000年以上も続いてきた風習ですね。