今年の8月11日のスーパームーンは見事でしたね。
今回は、スーパームーンの中でも特別な「エクストリーム・スーパームーン」。
次にエクストリーム・スーパームーンが見れるのは、2034年だとか。
ところで、スーパームーンとは、何がスーパーなのかご存じですか?
スーパームーンとは?
地球のまわりを周回する月の軌道は、円でなく楕円形で、地球と月の距離は絶えず変化しています。
この中で、地球に最も近づいたタイミングで満月、または新月を迎えた月をスーパームーンと呼びます。
月の自転の周期と、月が地球を周回する周期にはズレがありますから、同じ満月であっても、地球からの距離はバラバラになるわけです。
この中で、運よく一番地球に近くなるタイミングと満月になるタイミングが一致した時、スーパームーンと呼ばれることになるんですね。
多くは1年に1回程度のペースで見られる現象ですが、年によっては複数回見ることができる場合もあります。
今年2014年は、なんと3回もみることができる当たり年なんです。
この中でも8月11日のスーパームーンは、エクストリーム・スーパームーンと呼ばれる珍しいものでした。
エクストリーム・スーパームーンはどのくらい珍しいのか?
月の軌道上で、地球に最も近いところに来た時刻と、ぴったり満月になった瞬間が1時間以内というこれ以上ないタイミングのスーパームーンのことを「エクストリーム・スーパームーン」と呼びます。
このエクストリーム・スーパームーンは、おおよそ18年に一度起きる現象と言われています。次回のエクストリーム・スーパームーンは、2034年まで見ることはできません。
スーパームーンは月が地球の近くにあるから大きく見えるのですが、特にエクストリーム・スーパームーンでは、月が地球から最も遠い地点にある満月と比べて十数パーセント大きく見え、30%程度明るくなると言われています。
次回のスーパームーンは今年の中秋の名月の翌日
今年のスーパームーンは、エクストリームではありませんがあと1回見ることができます。
「中秋の名月」の翌日である、9/9の満月です。
ここで、「中秋の名月」が満月ではないの?と思われた方もいるかもしれませんね。
「中秋」とは、旧暦の8月15日を指すのですが、必ずしも満月というわけではないんです。
満月と中秋には1~2日のズレがあり、今年は1日ズレていることになりますね。
ですので、「中秋の満月」のお月見は、満月ではないことも多いのです。
まとめ
今年の中秋の名月は、スーパームーン前日ですので大きなお月様でお月見ができそうですね。
お月見のタイミングとスーパームーンのタイミングが重なるのもそうそうある機会ではないので、今年はしっかりとお月見を愉しんでみてはいかがでしょう?