最近は台風が早くに来たりゲリラ豪雨が頻繁にあったりと、傘の出番が多いですよね。
しかも風が強いことも多いので、コンビニのビニール傘では壊れてしまって役に立たないことも多いですよね。
最近の傘は、骨の数を多くして丈夫にしているものも多いようです。
傘は骨が多ければ風に強い?
これまでの普通の傘は骨が8本のものが主流でしたが、最近は16本の傘も増えてきています。
さらに骨が24本もある傘もあるようです。
ここで疑問なのですが、骨の本数が多い方が傘は本当に丈夫で強風でも壊れないのでしょうか?
単純に考えると骨の本数が多い方が傘の強度は上がって丈夫になると想像できます。
一方で、骨の本数が増えるということは、材料も加工の手間も増えるのでその分高価な傘になるはずですよね。
倍とまではいかなくても、1.5倍程度にはなるでしょうか。
ですが、骨が16本の傘でも8本の傘と同程度の価格のものが多いのです。
これはどういうことでしょうね?
考えられることは、骨の材料を削って細くなっていたり、加工の手間を省いていたりするのではないか、ということです。
そう考えると骨が16本あっても、値段がそれ程高くない傘は、実はそれほど丈夫じゃないような気がしませんか?
傘が16本骨ならグラスファイバー製がいい?
しっかりとした骨を使って、しっかりと加工している16本傘であれば、骨が増えた分丈夫になると思います。
ただその分重量も増えますね。
一般の傘の骨はスチール製ですから、特に女性や子どもでは16本骨の傘は重くて扱いにくそうですね。
そこで登場したのが、骨がグラスファイバー製の傘です。
グラスファイバーを使えばスチールよりも軽い傘に仕上げることが可能です。
ただグラスファイバーの難点は、スチールよりも高いことです。
グラスファイバー製で16本の骨がある傘となると、スチール8本骨の傘と比べてだいぶ高価になりそうですね。
ビニール傘でも16本骨の高級なものがある?
ところで、雨の日の選挙演説をする際、候補者や応援に来た方々がさす傘はビニール傘ですよね。
これは、選挙をする政治家の方が見るからに高そうな傘を使っていると有権者によい印象を与えないからなんです。
では、政治家の方々は選挙用にコンビニのビニール傘のような安い傘を購入していると思いますか?
実は見た目はビニール傘でも、政治家の方々が使うビニール傘は職人さんが作る高級ビニール傘なんです。
グラスファイバー製の骨16本で、強風でも傘を煽られにくくする工夫が施されています。
この傘を煽られにくくする工夫は特許も取得されていて、風が強くても持ち手の負担を軽くすることができるそうです。
このビニール傘、コンビニのビニール傘の10倍以上のお値段だそうです。
ちなみに、この職人さんが作ったビニール傘は皇室でも使われているそうです。
さいごに
政治家の方々は見た目ビニール傘を使っていますが、実はそれなりに高い傘を使っているわけですね。
見た目に騙されてはいけませんね。
丈夫な傘はそれなりにお値段も高いものです。
高い傘を大事に使った方がいいのか、安いビニール傘だとあきらめて壊れたら買うつもりで使った方がいいのか微妙なところですね。
ただ壊れた傘はその辺に放置するのではなく、決められた捨て方できちんと処分したいですね。