梅雨の悩みと言えば、カビに関することをあげる人も多いのではないでしょうか。
極力部屋の湿度を下げてして、カビを生えにくくしたいものです。
ここでは、部屋の湿度対策について紹介します。
梅雨のカビ どう対策はどうしたらいい?
カビは温度が20~30℃、湿度が70%前後になると繁殖が活発になってきます。
まさに梅雨はカビの繁殖に適した環境になります。
湿度を60%以下にするとカビは繁殖できなくなりますので、理想は50%台まで湿度を下げたいところです。
鉄板はやはり除湿機やエアコンを常時使うことです。
扇風機や換気扇を回して部屋の空気の流れが滞らないようにすることも大切です。
除湿機やエアコンを使わない場合は、窓を開けたり換気扇を回して換気をすることが必要です。
窓を開ける場合は、空気の流れを作るために入口と出口の2箇所を開けるようにしましょう。
この他の注意点としては、以下が挙げられます。
- 家具と壁の間は少し開けておきましょう。
- 押入れの戸は時々両端を10cmくらい開けて風を通しましょう。
- 布団がなかなか干せない場合、布団に湿気がこもるので布団乾燥機をかけましょう。
- 押入れやクローゼットの壁や床はスノコなどを使って隙間を開けておきましょう。
- 除湿機の水が溜まるタンクもマメに掃除しましょう。このタンクにカビが生えることもあります。
部屋の湿気をどう対策?梅雨の雨降り
ところで雨が降っている時は外の湿気を入れない方がいいから、部屋の窓は閉め切りにした方がいいのでは?と思いませんか。
実際は部屋の中からも湿気は色々と発生しているのです。
特に台所で食事の用意をした後や食器を洗った後などは湿気が放出されます。
また浴室からの水蒸気も部屋の湿気を高める原因になります。
部屋干しした洗濯物も、もちろん室内の湿度を上げます。
しかも最近のマンションやアパートは気密性が高いので、閉め切りだと空気が動きません。
ですので除湿機やエアコンで除湿できない場合は、雨が降っていても部屋の中の状況によって窓を開けたり換気扇を回すことは、部屋の湿気対策に有効になります。
梅雨の洗濯物が毎日洗えない場合の対策は?
洗濯物も梅雨の時期の悩みの種ですね。
部屋干しはしない方が、部屋の湿度を上げずに済むので衣類乾燥機があれば積極的に使いたいところです。
衣類乾燥機を使わず部屋干しする場合、除湿機と扇風機を併用すると湿気対策になります。
このとき除湿機は洗濯物と扇風機の間に置きます。こうすると乾いた空気が洗濯物に当たるようになり洗濯物が乾きやすくなります。
扇風機だけですと、洗濯物からでる湿気が部屋の湿度を上げてしまうため、どうしても乾ききりません。
また毎日洗濯することが難しい場合、湿った状態のままで放置するとカビや嫌な臭いの原因になります。
しっかり乾かしてから通気性の良い脱衣カゴなどへ入れておきましょう。
さいごに
カビが生えるのを避けるためには湿度を下げることが大切ですが、湿度40%程度まで下げてしまうとウィルスや細菌の活動が活発になってしまいます。
ですので湿度の下げ過ぎも注意が必要です。