引越しはいろいろ手続きが必要になりますが、中でも面倒なのがインターネットの引越し手続きです。
インターネットの接続形態は人によって様々ですので、その接続形態によっても手続きの方法が変わってきます。
ここでは、インターネットの引越しの手続きについて紹介します。
引越しの手続き インターネット回線とプロパイダ
インターネットへ接続する場合、多くのケースではADSLや光といったインターネット接続用の回線業者と、インターネットプロパイダ―の2つの業者と契約しています。
回線とは、電気で言うところの電線に相当するもので、物理的な線のことをいいます。
固定電話を使っている場合、固定電話とインターネット回線がセットになっていることも多いです。
この場合電話の引越し手続きと合わせて、インターネットの引越し手続きも行えます。
一方インターネットプロパイダ―は、電気で言うと電線の中を流れる電力で、実際にインターネット内に流れるデータを回線に流す役割を担っています。
引越しする場合には、この回線とプロパイダ―の両方に住所変更の手続きをしないといけません。
ただプロパイダ―によっては、プロパイダ―へ住所変更の手続きをすることで、回線も一緒に手続きをしてもらえる場合もあります。
引越しの手続きをした後は?
引越しの手続きが終わったら、後は引越しを待つだけ…ではありません。
インターネット回線は引越しに伴う工事が必要なケースが一般的です。
つまり、回線の工事が終わってからでないとインターネットは使えません。
では、回線の工事はいつ行えるのでしょうか?
通常、引越しの申込みをしてから実際に工事を行うまでに早くて2週間程度かかります。
混雑している場合は、1ヶ月以上待たされる場合もあります。
新居のカギをもらってからでないと工事は行えませんから、で引っ越したその日からインターネットを使うためには引越しが決まったら早めに手続きをすることが重要です。
また工事の際は立ち会いが必要ですので、都合の良い日に工事をしてもらうためにも早めの手続きをお勧めします。
引越しでインターネットを解約、新規契約した方が得?
インターネットを新規で契約すると、キャッシュバックなどの特典がありますよね。
これをみて、引越しする際に今のインターネットを解約して、新たに契約した方が得なのではないか?と思いませんか。
たしかに多額のキャッシュバックは魅力的なのですが、実際のところ本当に得なのかはよく考えないといけません。
今のインターネットの契約が年単位の場合、途中で解約すると解約料がかかります。
また、特に光回線を使っている場合、回線の撤去費用を請求される場合もあります。
こういった解約に伴う費用とキャッシュバックの金額を比べてみる必要があります。
更に、キャッシュバックを受けるためには色々なオプションに入る必要があるケースがほとんどです。
つまり毎月の月額使用料で不要なオプションの代金も支払うことになります。
オプションの費用も含めて月額使用料が高くなってしまっては、キャッシュバックがあっても得とは言えないですよね。
オプションによっては、契約した翌月に解除してもいいものもありますが、一つ一つオプションを解除する手間もかかります。
一方現在使っているインターネットを引越しした場合は、現在の住まいからの撤去や新居の工事を無料で行ってもらえる場合がほとんどです。
ただ、現在の契約が古いものの場合、今の新しい形態の契約に見直した方が月額使用料が安くなるケースもあり得ます。
整理しますと、
解約に伴って支払うことになる費用とキャッシュバックの金額の差
毎月払う月額使用料の差
をしっかり比較した上で新規契約の方が得の場合でなければ、契約しなおすメリットはありません。
引越しを機にWiMAXを使う手も…
引越しまでに回線の工事が間に合わなくて、しばらくインターネットが使えない場合はどうしたらいいでしょう。
今やインターネットはライフラインと同等と感じている人も多いと思います。
スマホや携帯会社から発売されているタブレットを持っている場合は、デザリング機能を使うという手があります。
(iPhone、iPadの場合は「インターネット共有」機能)
デザリング機能とは、スマホやタブレットをWiFiルータにする機能です。
ただし注意しなければいけないのが使用するデータ転送量です。
デザリングするデータもデータ転送制限の対象ですから、パソコンで高画質の動画を見たりすると、あっという間に制限に到達してしまいます。
ですので1~2日間であればいいですが、本格的な代替え手段にはなりません。
このような場合に重宝するのがWiMAXです。
WiMAXは転送量の制限がありませんので、どんなに使っても通信速度は落ちません。
しかも外出時も使えますから、スマホもWiMAXのWi-Fiに接続してしまえば、転送量を気にする必要もなくなります。
光回線に比べると明らかに速度は足らないですが、補助手段としてならば十分用に足りる速度です。
まとめ
引越しは、やることが多くて嫌になってしまいますが、手を抜くと後で痛い目にあうのは自分です。
特に準備に時間がかかるものは、早め早めに片付けてしまうことが得策です。
特にインターネット回線のように、外部の工事が必要なものは早めに予定を確定させたいですね。