これまで親がやっていた…、
今年結婚した…
など、これまでご自身でお歳暮を贈ったことがなかったけど、
今年からお歳暮を贈らなくては…という方。
お歳暮のマナーについて、よくわからず困っていませんか?
最近は、あまり細かいことは気にされなくなっていますが、
お歳暮は目上の方やお世話になっている方に贈るもの。
常識知らずと思われたくはないですから、
最低限の基本は押さえておきたいですよね。
ここでは、お歳暮のマナーについて紹介します。
お歳暮には何を贈る?
お歳暮の定番と言って思い浮かべるのは「ハム」ではないでしょうか。
とは言っても、安易にハムというのもちょっと…という感じですよね。
せっかくお歳暮を贈っても、相手に喜んでもらえないと
意味がありませんよね。
「お歳暮としてもらってうらしい商品・ギフト」というアンケートでは、
1位:商品券 41.4%
2位:カタログギフト 32.6%
と、もらった側が自分で選べぶことができるギフトが
半数以上を占めています。
ちょっと味気ない気もしますが、
実際いくつも同じものをもらったりすると困ってしまうので
こういうギフトも喜ばれるのでしょう。
ちなみに、3位以降は
3位:ビール、4位加工肉(ハム、ソーセージなど)、5位洋菓子
と続いています。
好みがわかっている相手であれば、
ピンポイントでその商品を贈った方が
贈られた相手も喜んでくれるのではないでしょうか。
一方で何を贈ったらいいのか迷ってしまう相手なら、
商品券やカタログギフトという手もありですね。
いつまでに届ける?お歳暮の相場は?
お歳暮は12月上旬から25日までに相手に届くようにするのが一般的です。
厳密にいうなら12月13日以降に届く方がいいのですが、
今はそこまで厳密にならなくてもいいと思います。
もし12月25日を過ぎてしまうようなことになった場合は、
お歳暮としてではなく、松の内である1月7日までならお年賀、
それ以降なら寒中お見舞/寒中御伺いにして贈りましょう。
お歳暮の相場は、
一般には3,000円~5,000円が主流と言われていますが
実際には贈る相手によって変わってきます。
特にお世話になった方であれば、1万円以上ということもあります。
ただ、高価すぎて負担になってしまう金額だと
相手に余計な気を遣わせてしまいます。
ですのであまり負担にならない程度にするのが適切だと思います。
喪中の場合は贈らない?
贈る相手が喪中、またはご自身が喪中の場合、
お歳暮は贈らない方がいい?と気になる方も多いと思います。
お歳暮は、お祝い事ではなく
「1年間お世話になりました」という挨拶の印ですので
喪中は関係なく、贈って問題ありません。
ただ、四十九日を過ぎていない場合や、
過ぎていても相手が受け取れる状態ではない場合は
時期をずらして寒中お見舞/寒中御伺いにした方がいいかもしれません。
また、紅白の水引きを控えてのし飾りだけにするなど
シンプルにした方がいいかもしれません。
贈らない方がいい品ってある?
お歳暮は目上の方や年長者の方に贈るのがほとんどだと思います。
この場合、気にされる方は気にするタブーな贈り物もあります。
こういったものは避けた方が賢明だと思います
履物類は「踏みつける」ことを連想する
時計や筆記用具は「勤勉奨励」の意味
肌着などは「生活にお困りでしょうから贈りました」と思われることも
こういったものを贈るケースはあまりないと思いますが、
やはりあまり奇をてらったものは避けた方がいいですね。
まとめ
お歳暮はお世話になった感謝の気持ちを込めて贈るものです。
実際のところは「贈らなきゃいけないなぁ…」という場合も
あるかと思いますが、せっかく贈るのですから
相手には喜んでもらいたいものですね。