高遠桜の開花予想はいつ？渋滞は平日も？駐車場はどのくらい？

※2019年4月7日開花状況更新

長野県伊那市の高遠城址公園にある高遠桜は、全国的にも有名で「さくら名所100選」にも選ばれています。
高遠城址公園には桜が1,500本もあり、古くから「天下第一の桜」と称されています。

ここでは高遠桜の開花予想や車でのアクセスについて紹介します。

高遠桜の開花予想はいつごろ？

高遠の桜は、「タカトオコヒガンザクラ」という種類で、ソメイヨシノよりも小ぶりでやや赤みのある花です。
満開になると高遠城址内がピンク色に染まります。

見頃は4月の初旬～中旬で、シーズンには25万人以上の観光客が訪れます。

2019年の開花状況は、4月6日に『開花宣言』が出ました。10日すぎごろから見頃を迎えて、15日前後が満開でしょうか。

高遠城址公園の桜の時期は、4月1日から30日まで『高遠さくら祭り』が開催されます。その中で、桜の咲き始め(開花宣言の翌日)から散り終わりまでは高遠城址公園への入場が有料となります。2019年は開花宣言が4/6に出ましたので、4/7から有料になります。

[note]【入園料】
高校生以上：500円
小中学生：250円
(言うまでも無いことですが…伊那市民は入園無料)[/note]

入園券は、公園各ゲート(北ゲート・南ゲート・グランドゲート)と高遠さくらホテルで販売されます。
発券当日は何回でも再入場が可能です。

高遠城址の開園時間は、通常午前8時から午後5時ですが、桜まつり期間中の桜の最盛期は午前6時から夜の10時までになります。
ただし朝6時～8時までは正面入り口からのみの入場となります。

【2018年の高遠桜の様子(Twitterから)】

#nhk_gogoradi
伊那市の高遠桜祭り(^^) pic.twitter.com/O74lNo6Lt5

— ３匹の子豚の長男 (@j0214_love) 2018年4月10日

高遠桜　渋滞は平日もある？

高遠桜の開花期間は、高遠城址公園までの道が大変渋滞します。『「高遠のさくら」というと渋滞のイメージ』だと伊那市観光協会自身が言ってるくらいです。

ですが伊那市観光協会も渋滞を解消するために色々と対策をしていて、特に目玉なのが平成29年9月30日にできた中央自動車道『小黒川スマートIC』です。直線距離なら高遠城址公園に最も近いインターチェンジになります。

これまでは、中央自動車道の伊那ICが高遠城址公園の最寄りインターチェンジで、混む時は出口渋滞が始まってしまうくらいでした。ですが小黒川スマートICができたことで、中央自動車道から降りる車が分散できるので、出口渋滞は緩和できそうな見込みです。ただし小黒川スマートICはETC専用のインターチェンジとなります。

それに、伊那ICと小黒川スマートICとで高遠城址公園周辺までの経路も分かれますので、これまで伊那ICからの経路だった361号線の渋滞も緩和されそうです。

特に2018年は、小黒川スマートICができたことを知らない人も多いと思いますから、小黒川スマートICからアプローチした方がスムーズかもしれません。

とは言え、小黒川スマートICができて初めての『高遠さくら祭り』ですから、実際にどうなるかは始まってみないとわかりません。もしかすると、これまで通り混雑するときは長野・関東方面からなら伊北IC、名古屋方面からなら駒ヶ根ICから迂回した方がいいこともあるかもしれません。

ちなみに、東京方面からなら中央自動車道を諏訪ICで降りて国道152号線をずっと南下する経路もありますが、これはおススメできません。この経路は国道152号線が渋滞してしまうと迂回のしようが無いのです。

伊那市観光協会から新しい小黒川スマートICも含めた周辺地図・駐車場案内を公開しています。
⇒【高遠城址公園さくら祭り交通規制図・駐車場案内図　2019】

[warning]ただし、この地図で注意して欲しいのが、小黒川スマートICから高遠城址公園に向かう経路です。地図では、小黒川スマートICを出てから「春日公園下」交差点まで道なりに行けそうに描かれていますが、実際には「市民体育館西」交差点を右折して春日公園の南側に回り込む必要があります。[/warning]

ただし、中央自動車から高遠城址公園周辺までの経路は新しい小黒川スマートICにより分散できたとしても、高遠城址公園への入り口はひとつしかありませんので、駐車場待ちの渋滞は避けられません。

高遠城址公園へのアクセス【楽天たびノート】

高遠桜の駐車場はどのくらいある？

高遠城址公園の桜の時期は、有料駐車場と臨時の無料駐車場をあわせて土日には3,200台以上のキャパシティがあります。高遠城址公園付近の有料駐車場が約400台分、これに加えて高遠城址公園から離れたところに臨時無料駐車場が2,800台分確保されます(平日の臨時無料駐車場は約半分)。

それでも昼ごろには一杯になってしまい、駐車場への入場待ちになってしまいます。また公園周辺の駐車場が満車になってしまったら、公園周辺への車の進入が制限されてしまうので、公園近辺の駐車場への入場待ちはできないかもしれません。

臨時無料駐車場でも比較的近いところからなら高遠城址公園まで徒歩15～20分程度行けますが、遠い伊那市役所などの駐車場からはシャトルバスでの行き来になります。

[note]早い時間に到着すれば高遠城址公園近辺の駐車場へ入れることができますが、高遠城址公園近辺の道路が帰り道も渋滞することを考えると敢えて公園近辺の駐車場には入れず、さくらホテルの所の無料駐車場、または川沿いの無料駐車場から歩く手もあります。[/note]

渋滞状況や駐車場の空き状況がリアルタイムでわかるスマホアプリ『高遠さくらナビ すいすイ～ナ』

ここまで説明してきた通り、高遠の桜は渋滞や駐車場の問題がありましたが、これを緩和するための『秘密兵器』としてスマホアプリが提供されています。

『高遠さくらナビ すいすイ～ナ』というアプリで、iOSとAndroidの両方に対応しています。もちろん、無料で利用できます(パケット代は利用者の負担)。

アプリのネーミングは微妙な気もしますが…、伊那市の公式キャラクターである『イ～ナちゃん』が登場するので仕方ないのでしょう。

この『高遠さくらナビ すいすイ～ナ』を使うと以下のような点が便利になります。

『高遠さくらナビ すいすイ～ナ』から駐車場が予約できるわけではないので、「この駐車場、空きがある！」と向かった駐車場が目の前で満車になってしまう可能性もあるわけですが、それでもリアルタイムな情報が取得できるのはかなり便利です。

持っているのと持っていないのでは、現地での行動に雲泥の差が出てくるでしょう。

詳しくは以下のページを参照してください。
⇒高遠さくらナビ　すいすイ～ナ

まとめ

高遠の桜は見ごたえがありますが、その分有名で観にくる人も多く混雑も覚悟して行く必要があります。
渋滞を避けて満開の桜を観るなら、平日でも早めに到着するように行くか、もしくは夜桜を楽しみに行く方がいいかもしれませんね。

夜桜は、4/6(あるいは開花宣言の日)から散り終わりまでライトアップが行われ、夕方6時ごろから夜10時まで楽しむことができます。また園内の一部では、「カラーライトアップ＆プロジェクターによる投影の演出」も行われて一風変わった夜桜も楽しめるようです。