寒霞渓は、長い年月の間に地殻変動や侵食によってつくられた奇岩怪石の景観が見事な渓谷。
小豆島屈指の景勝地で、日本三大渓谷美や日本三大奇勝にも数えられています。
四季それぞれの景観はどれも見事ですが、特に寒霞渓の紅葉の時期は格別にすばらしいです。
ここでは、寒霞渓の紅葉情報について紹介します。
【目次】
寒霞渓の紅葉 見頃はいつ?
寒霞渓の紅葉は、例年11月の初旬ごろから色づき始めて、11月中旬に見頃を迎えます。
高低差があるので、頂上から始まった紅葉が麓に広がるまで長く楽しむことができます。
2015年の見頃の予想は、11月12日頃からの見込みです。(ウェザーニュースより)
そして12月上旬いっぱいは紅葉を楽しめそうです。
また紅葉する木々の種類が50種もあり、赤や黄色、橙や茶など様々な彩りのコントラストを楽しむことができるのも特徴です。
ロープウェイと2つの登山道
寒霞渓の紅葉を楽しむには、絶対に外せないのがロープウェイ。
2015年7月にリニューアルされました。
寒霞渓の雄大な紅葉と奇岩の数々、そして瀬戸内海を一度に眺望することができます。
絶景の数々にスリルと感動を体感する5分間です。
また、ロープウェイのこううん駅(麓駅)と山頂駅の間には、2つの登山道もありハイキングをしながら紅葉を楽しむこともできます。
登山道からは紅葉した木々や、奇岩怪石を間近で見れます。
寒霞渓表登山道(表12景)は距離2kのコース、寒霞渓裏登山道(裏8景)は距離1.8kmのコースで、どちらも所要時間は1時間程度です。
おススメは、山頂から裏登山道でこううん駅まで下っていき、ロープウェイで山頂駅まで登っていくコースです。
なお、山頂駅までは車で行くことができ、駐車場もあります(約200台)。
ロープウェイから見える絶景は、ロープウェイにに乗らないと見られない絶景ですので、車で山頂へ行ってもロープウェイには乗って下さいね。
小豆島の紅葉の時期 混雑は?
小豆島は観光スポットがたくさんありますが、紅葉の時期はやはり寒霞渓に観光客が集中します。
紅葉がピークの頃は、ロープウェイの待ち時間が長いときには1時間以上となる場合もあります。
関西方面からの日帰りツアーの到着が、フェリーの時間の関係で12時すぎに集中するので、特にこの時間帯が混み合います。
紅葉がピークの頃は平日でもツアーの数が多くなりますので、休日も平日も関係なく混雑してしまいます。
時間の調整が可能ならば、朝いちばんのフェリーで小豆島入りして寒霞渓へ向かうことをお勧めします。
四国の紅葉をめぐるツアーにはどんなのがある?
寒霞渓は、四国の紅葉名所をめぐる宿泊ツアーの多くに組み込まれています。
ですが必ずロープウェイの乗車があるかというと、そうでもありません。
混雑する紅葉の季節は、時間の読めないロープウェイには乗らず、頂上から紅葉を眺めるのみ、というツアーもあります。
ですので、寒霞渓へ行くツアーを探すなら、ロープウェイに乗れるかどうかをしっかりチェックしましょう。
寒霞渓へ行ってロープウェイに乗らないのなら、行く意味が半減してしまいます。
チェックするポイントとしては、小豆島泊があるかどうかです。
寒霞渓のロープウェイに乗るツアーの多くは、小豆島へ宿泊して翌朝一番に寒霞渓へ行き、すいている時間帯にロープウェイへ乗車するスケジュールになっています。
ですので、午後に寒霞渓に着くスケジュールのツアーはロープウェイに乗れない可能性が高いです。
寒霞渓以外の四国の紅葉の名所
小豆島の寒霞渓の他、徳島県の祖谷渓や大歩危、香川県の栗林公園や金毘羅宮などもツアーで行くことができる紅葉の名所です。
秘境と言われる祖谷のかずら橋や、大歩危峡の船下りなども楽しむことができます。
▲紅葉名所をめぐるツアーなら▲
さいごに
小豆島の紅葉の時期は、寒霞渓だけでなく島全体が紅葉します。
寒霞渓のロープウェイはもちろんのこと、小豆島全体の紅葉を楽しんで下さい。