カスピ海ヨーグルトの種が固まらない?いつまで使える?冷凍保存は?

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食物繊維に似た働きがあると言われているカスピ海ヨーグルト。

カスピ海ヨーグルトの乳酸菌は常温で発酵することから、家庭でも簡単に作ることができるので、多くの家庭で作られています。

一方で、種ヨーグルトの分量などを気を付けないとうまく固まらない場合もあります。

ここではカスピ海ヨーグルトを作る種ヨーグルトについて紹介します。

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カスピ海ヨーグルトの種が固まらないのはなぜ?

カスピ海ヨーグルトの種菌から作ったヨーグルトは、それを種ヨーグルトとして植え継いて繰り返し新しいヨーグルトを作ることができます。
ただきちんと発酵させてあげないと、カスピ海ヨーグルト特有の粘りがでません。

ではカスピ海ヨーグルトを作るのにどんな注意をしたらいいでしょう?

■種ヨーグルトの量
カスピ海ヨーグルトを作るのに、種ヨーグルトは多いほうがいいように思いませんか?
実はそうでなく、材料の牛乳に対して種ヨーグルトの量が多すぎると、ヨーグルトは固まりません。

牛乳を10とした場合、種ヨーグルトは1の割合が適量です。
例えば牛乳が500mlの場合、種ヨーグルトは大さじ3杯程度になります。

種ヨーグルトの割合が3割以上になるとヨーグルトはきちんと固まりません。

牛乳と種ヨーグルトの割合は、10:1を守りましょう。

■発酵させる温度と時間
カスピ海ヨーグルトはを植え継いだ場合、室温(27℃)で6~24時間程度で発酵させると出来上がります。

ただ冬場は室温が低くくなるので固まるまでに時間がかかります。
48時間程度かかる場合もありますので、固まるまでは動かしたり混ぜたりせず、そのままの状態で発行を継続させましょう。

カスピ海ヨーグルトは、徐々に固まっていくというよりは、あるとき急に固まっていきます。
ですので、固まるまではじっくり待ちましょう。

固まったかを確認するには、容器を静かに傾けてみます。
決して振らないようにしてください。

また種ヨーグルトに牛乳を混ぜた後すぐに冷蔵庫に入れてしまうと、温度が低すぎるために発酵が進みません。
固まるまでは室温で置いておき、固まったら冷蔵庫へ入れましょう。

■牛乳の種類
カスピ海ヨーグルトを作る牛乳は、一括表示欄に「種類別 牛乳」という表示があるものが適しています。

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低脂肪牛乳でも作ることはできますが、粘り気が若干少なくなることが多いです。
低温殺菌牛乳は、メーカーによってうまくできないことがあります。


カスピ海ヨーグルトの種はいつまで使える?

できあがったカスピ海ヨーグルトから次のヨーグルトを作る種ヨーグルトを取る際は、出来上がったら食べる前に取っておきましょう。
取った種ヨーグルトは、熱湯で消毒をした清潔な容器に保存します。

カスピ海ヨーグルトの植え継ぎは、いつまで繰り返せるのでしょう?

基本的には、ヨーグルトの菌が弱らない限りずっと植え継ぎを繰り返すことができます。

ただ家庭では、衛生管理に気を配っていても菌が徐々に弱くなってしまうことが多いものです。
ですので1ヶ月から3ヶ月ごとに種菌から作り直した方が、しっかりとした粘りのあるカスピ海ヨーグルトを作ることができます。

スピ海ヨーグルト種菌

種ヨーグルトですぐに次のヨーグルト作らない場合、どのくらい保存できるのでしょう?

冷蔵保存した場合、だいたい1週間くらいで使ってしまった方がいいようです。


カスピ海ヨーグルトの種菌は冷凍保存できる?

では、カスピ海ヨーグルトの種ヨーグルトは冷凍保存することができるのでしょうか?

1ヶ月程度なら冷凍保存することができます。

冷凍保存した種ヨーグルトは自然解凍をすれば、そのまま通常と同様にカスピ海ヨーグルトを作ることができます。
自然解凍した際に組織が分解しますが、これはそのまま使います。


まとめ

カスピ海ヨーグルトのクレモリス菌FC株は、生きたまま腸まで届く乳酸菌と言われています。
またクレモリス菌がカスピ海ヨーグルト特有の作る粘りは食物繊維に似た働きをすると言われています。

このような腸の健康にいいカスピ海ヨーグルトが家庭で簡単に作れるのはいいですよね。

ただヨーグルトを作る際に使う食器の消毒には十分注意しましょう。
余分な雑菌が付いている状態のまま使ってしまうと、乳酸菌が発酵する前に雑菌が発酵してしまいます。

煮沸消毒までする必要はありませんが、熱湯で十分消毒しましょう。

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