この季節、お子さんが急に高熱を出した場合、まず疑うのがインフルエンザですよね。
インフルエンザが疑われる場合、なるべく早く病院へ行って検査をしたいところ。
ところが、1日で熱が下がってしまったらどうしますか?
ここでは、インフルエンザかもしれないけど熱が下がってしまった場合?についてお伝えします。
インフルエンザの症状 1日で熱が下がることはある?
インフルエンザと言えば、高熱が数日続くものと思っていませんか?
普通はそうなのですが、中には1日で熱が下がってしまうこともあるのです。
急に高熱を出したが翌日には下がってしまった…というケースでも、病院で検査をしたらインフルエンザが陽性だった、ということは珍しくありません。
ですので、熱が短期間しか出ていなくても、高熱が出たらインフルエンザを疑って病院で検査してもらうことをお勧めします。
インフルエンザの熱が下がったら登校していい?
熱が下がって元気もあれば学校や幼稚園に行ってもいいのでしょうか?
インフルエンザの場合は、出席停止期間というものが決まっています。
これは、「インフルエンザが発症した後5日を経過し、かつ、熱が下がった後2日を経過するまで」は登校してはいけない、という決まりです。
1日程度で熱が下がったとしても、体の中にはインフルエンザウィルスがまだいる状況です。
この状態で学校や幼稚園へ行ってしまうと、ウィルスを他の子どもに感染させてしまう可能性が大きいです。
ですので、例え1日で熱が下がってしまっても、熱を出した日(インフルエンザを発症した日)から5日経過してからでないと学校や幼稚園へ登校/登園することはできません。
また学校や幼稚園によっては、医師によって治癒したことの証明を受けてからでないと出席を認めないこともありますので、学校/幼稚園の決まりを確認しておきましょう。
インフルエンザの熱には二峰性があることも!
特に小さいお子さんでは、インフルエンザに二峰性発熱があることも注意が必要です。
二峰性発熱とは、熱が一度下がっても再び発熱してしまうことです。
高熱が出てから平熱に戻った後、半日~1日程度して再び発熱して半日~1日程度熱が続きます。
二峰性発熱があった場合は、まだインフルエンザウィルスが体の中に残っているので、2回目の発熱が治まってから2日経過するまで登校/登園することができません。
熱が下がった後2日経過するまでが出席停止期間とされているのは、二峰性発熱の可能性もなくなったことの確認のためでもあります。
まとめ
二峰性発熱は、1歳前後~9歳を中心に症状があらわれます。
特に1歳~4歳児に多くみられ高熱・発熱期間が長期化することもあるので、熱が下がったからとすぐには安心できないので注意が必要です。