友人に美味しいお蕎麦屋さんがあると教えてもらい、どうしても食べてみたくなり食べに行ってきました。
茨城県笠間市にある『四季蕎麦 山桜』というお店です。
筆者は蕎麦好きですが蕎麦通ではないのでうんちくは語れませんが、とっても美味しかったので紹介したいと思います。
お店にはテラス席もあります。
運よく空いていて、天気もまずまずだったのでテラス席に食べることにしました。
おススメは冷たいせいろ蕎麦と天ぷらだということで、野菜の天ぷらとせいろ蕎麦のセットをお願いしました。
【筆者注】
お店の方にお願いしてお料理の写真を撮らせてもらうつもりでいたのですが、目の前に料理が出てきたら美味しそうで写真を撮るのも忘れて食べることに集中してしまいました。
野菜の天ぷら
天ぷらはお塩で頂きます。
抹茶とか混ざっていない真っ白なお塩です。
野菜の天ぷらには、
ぎんなん、いんげん、かぼちゃ、さつまいも、ブロッコリー、カリフラワー、舞茸、生姜
がありました。
素材は全て地産のものが使われているそうです。
筆者はぎんなんが大好きなので、ぎんなんの天ぷらがあるっていうだけで気分が上がります。
天ぷらはカラッと揚がっていてどれも美味しかったのです。
きっと使っている素材もいいんだと思います。
その中でも舞茸の天ぷらは抜群に美味しいです。
そして、驚いたのが生姜の天ぷらです。
生姜の天ぷらは初めて食べたのですが、火が通っているのでやわらかな辛さでこれまた抜群に美味しいです。
お蕎麦
そば粉10割ではないようですが、かなり割合は多そうです。
薬味はネギと辛味大根。
山桜はワサビは使わず、代わりに辛味大根を使っています。
まずは薬味なしで食べてみます。
第一印象『このお蕎麦、すんごく美味しい♪』です。
お蕎麦の香りと味がしっかりとします。
これだけ蕎麦の香りと味のするお蕎麦には、そうそう巡り合えないと思います。
そば粉が多そうな割にコシもあって食感もいい感じです。
蕎麦汁は、なんというか出しゃばらず、お蕎麦の味をしっかり引き立てています。
次に辛味大根を入れて食べてみます。
辛味大根はそれほど辛味が強くなくて、それが繊細な蕎麦の甘みを引き立てていると思います。
薬味は辛味大根だけで十分美味しくて、ネギを入れるのを忘れてしまったほどです。
かき揚げと蕎麦湯
一緒に行った友人(このお店を教えてくれた友人)はかき揚げをお願いしたのですが、これも少し分けてもらいました。
海老と玉ねぎとまいたけのかき揚げなのですが、厚みが3cmくらいのなかなか食べごたえのあるかき揚げです。
ぷりっぷりの海老と玉ねぎの甘味がとっても美味です。
かき揚げはお蕎麦を食べ終わった後頂いたのですが、冷めてもサクサクでジューシーでした。
そして最後に蕎麦湯を頂きました。
蕎麦汁に蕎麦湯を注いだら、鰹節の香りがふゎっと上がってきました。
お蕎麦を食べているときは控えめでお蕎麦に主役を譲っていた香りが蕎麦湯の温かさで一気に開いたような感じました。
これも計算されているのでしょうかね?
それにしても、蕎麦湯ってどうして飲むとほっこりするんでしょうね。
美味しいお蕎麦と天ぷらを食べた幸せな気分を温かく包んでくれました。
全体を通して、とっても優しさが感じられるお料理だったと思います。
きっと店主さんの人柄なんでしょうね。
まとめ
山桜はお料理の味もスゴイのですが、そのロケーションもスゴイです。
まさに隠れ家的な場所にあります。
細い山道を登っていって、途中から舗装もなくなって、本当にこのまま進んでいっていいんだろうか?と思いながらも進んでやっと着く、という感じです。
お店は自然に囲まれて眺めも素敵です。
特にテラス席からは見晴らしも抜群で、ちょうど始まりかけている紅葉も楽しむことができました。
交通費を含めると少々高いお蕎麦代になりますが、それに値するとっても贅沢な時間が過ごせました。